ブログ2019.11.04

【元フットサル日本代表】松宮充義さん

ことうだ たくみ

フットサルのカリスマから経営・指導のカリスマへ


今回は長年にわたりFリーグでプレーし元フットサル日本代表を経験。
現在は指導者・経営者・メンター・スポーツソックス開発など
様々な顔を持つ松宮充義さん!
個人的に、プレーはもちろんですが発言や行動が
現役時代から他の選手とは違い異彩を放っていたのでいつかお会いしたと思っていた方です。
是非、最後まで読んでください!


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松宮充義さんの主な経歴


サッカー歴

久御山高校サッカー部
国士舘大学サッカー部

フットサル歴

2005-2006 マグフットサルクラブ
2006-2007大洋薬品BANFF
2007 バルドラール浦安
2007-2015 シュライカー大阪
2015-2018 デウソン神戸

フットサル日本代表2009-2012

現在

クリアドールフットサルクラブ、京都大学体育会フットサル部FC.ARI、フットサル京都府選抜などで指導。
また経営者、企業メンター、クロスコレクト開発とジャンルにとらわれず多岐にわたり活動中


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現役時代から指導者としても活動

フットサル選手松宮充義のはじまり


-フットサルを始めたきっかけを教えてください-

松宮 兄が2人ともやっていたというのもそうですが
国士舘大学サッカー部時代、夜中にフットサル日本代表の試合をテレビでやってるのを見て自分も当時、盛り上がっていたフットサルの日本代表になりたいと思ったのがきっかけです。

大学卒業後、就職しそのまま関東へ残りフットサルをする事を希望していたのですが
告げられた勤務地が1番戻りたくなかった関西でした(笑)
そこから、関西へ戻ってきて縁がありマグフットサルクラブ(現在:シュライカー大阪でプレーする事になりました。
その時、あるフットサルメーカーが主催する優勝すればブラジル遠征へ行けるという大会に出場し、優勝しブラジル行きが決まりました。
2週間の遠征だったのですが当時働いていた会社は休ませてくれずどうしても行きたかったので退職を決意して行きました(笑)
そしてその大会には、大洋薬品BANFF(現在:名古屋オーシャンズ)の関係者もブラジルへ来ており当時、森岡薫などの各地方から2人ずつくらい良い選手を集めてドリームチームを作ろうとしていたBANFFからその大会をきっかけに
オファーをもらって次のシーズンからプレーする事になりました。


大洋薬品BANFFでプレーした後に
バルドラール浦安で4ヶ月そしてシュライカー大阪で7年プレー。

シュライカー大阪退団後、10ヶ月プレーしていませんでしたが、デウソン神戸の方が、私がプレーしていないことにビックリして慌てて、連絡してきてオファーいただきプレーする事になりました。
ただ、10ヶ月もほとんどなにもしていなくて、スクールで
子ども達と一緒にボールを蹴るくらいでしたが
デウソン神戸の練習に合流して3日後には
試合に出ていました笑
2週間は身体を作る時間が欲しいと言ってたのですが…
いきなりその試合で点決めましたけどね!


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デウソン神戸で3シーズンプレーした後、現役引退

指導者としてのはじまり


-指導はいつ頃からされていたのですか?-
松宮 シュライカー大阪時代にシュライカーのジュニアや
レディースの指導をしていました。
クリアドールは、シュライカー大阪を退団する3年前くらいからはじめていました。


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シュライカー大阪時代から指導をはじめていた

スクールを立ち上げた理由


-スクールはいつ頃からはじめようと思っていましたか?-
松宮 はじめは自分で何かをしようなんて全く考えてもいませんでした。
シュライカー大阪時代、名古屋オーシャンズと毎年優勝争いを
演じていましたが、シュライカーの選手達はバイトをしている選手がほとんどでした。
名古屋オーシャンズにも在籍経験があったので
環境の違いをかなり感じていました。
なので当時、環境を少しでもいいから変えてほしいと
訴えました。
が、環境は変わらず、逆に悪くなる一方で
これは、自分で稼ぐしかない。と思ったのがスクールをはじめたきっかけです。

-スクール立ち上げにあたりノウハウなどはありましたか?-
松宮 全くありませんでしたよ。
当時、現役でプレーしながら自分でスクールをしてる人は
ほとんどいなかったと思います。
なので、経営者などが集まるビジネス交流会に参加するようになり、はじめてフットサルとは別の業界の人達と出会うようになりました。
そうゆう人達と話していて感じたのが
フットサルの認知のなさでした。。
もし、サッカー選手のように、数千万円稼いでいれば
そこに行くことも違う業種の方と会うこともなかったと思います


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クリアドールフットサルスクールでの指導・代表を務める

クリアドールフットサルスクールのはじまり


-クリアドールフットサルスクールを立ち上げたわけですが
実際、はじめはスクール生は何人くらいでしたか?-
松宮 はじめの3ヶ月は、低学年2人、高学年3人ほどでした。
本当にめちゃくちゃキツくてスクールに行くのが辛かったです…
欠席が出た時点で、1人になる事もあったので
1時間半をマンツーマンで指導する事もありました。
立ち上げた当時は、日本代表にも入っていたので
代表合宿・シュライカー大阪練習・スクール指導と
すべてをこなすのは簡単ではありませんでした。
当時はSNSもそこまで発達していなかったので
夜中1時くらいまで1人でチラシを配る時もありました。

-正直、その生活はしんどくなかったですか?-
松宮 キツかったですが、その前の年優勝したのに
評価してもらえなかった事の方がキツかったので
チラシを配って1人でも生徒が入る事を考えると
頑張れましたね!
そして、半年後くらいには紅白戦ができるくらいの 人数に増えていました。


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今や70名ほどいるクリアドールのスクール生

松宮 今は京都・大阪・神戸校合わせて70人くらい
スクール生がいて、関西全域から通うスクールになりました。
中にはJクラブの下部組織に所属しながら クリアドールに通う生徒もいてその他にも優秀な選手が集まっています!


クリアドールフットサルスクールとは


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-指導にあたって、心得ていることはどのような事ですか?-
松宮 まず1つ目は練習をなんのために、誰のためにするのかを理解させる事です。
練習会場に来ることがコーチのために来ているとなると
モチベーションがあがりません。生徒達が自分のために練習をしている
という事を練習の中で常に伝えるようにしています。

もう1つは、人間の部分や立ち振る舞いについてや、上手くなりやすい「成長体質」に変えることを意識しています。
例えば、自分の手元から離れてどこに行っても
教えたくなるような選手に少しでも変えられるように声かけはしています。
やっぱり、気持ちが歪んでいる選手や態度が大きい選手には
どの指導者でも時間を割いてやろうとは思わないでしょ。
なので人間の部分は特に指導するようにしています。
練習中の指導はテクニカルな部分
練習が終われば、人間的な部分の声かけをしています。


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松宮 更に詳しく言うとトレーニングに関して重要なのは「強度」と「負荷」を 選手に与え続けるのと同時にそれが自発的に作り出せるように仕向けること。 例えば時間の設定、点差、メンバーなど本番で起こり得ない事はトレーニングでは排除し、メンタル的にも技術的にもフィジカル的にも余裕を与えないようにしています。 ボールホルダーにプレスは今かかっているのか?かかっていないのか? ではポジショニングが変わってきますし、子供ならどこまでアグレッシブな位置を取れのか?逆にプロなら、国際大会レベルならどこまでのポジショニングでボールを受けなければ失ってしまうのか、などトレーニングをする対象によっても指導者は変えなければなりません。 もっと言えばそこを把握して教えることが出来る指導者に出会うことが必要です。 ハイレベルな戦いになってくると、正確なポジション取り・ミスの回数、バランス・フィジカルなどそれがスタンダードになりゴールを奪うとなるとさらにその全てを上回る一瞬の想像力が必要です。 なので誰に、何を、教わるか?と言うのは非常に重要です。 自分が今行っているカテゴリーが楽しい・全てだと思っているフットサルに対して一度疑問を持って考えてみるのもいいかもしれません。


京都大学体育会フットサル部での指導


-スクール以外にも京都大学の指導もしていますが
どのような繋がりでの現在ですか?-
松宮 5年前はまだサークルで実力もなく、練習試合を申し込んでも
断られるほど弱かったチームでしたがそんな時
シュライカー大阪のジュニアユースに所属していた選手が
京都大学に進学し、その子からある時監督になって欲しいと連絡が来ました。
そして、1度練習を見に行き彼らが真剣にフットサルに取り組んでいたので引き受けたのがはじまりです。
-京都大学といえば日本でもトップクラスの国公立大学で
頭の良い選手ばかりだと思いますがフットサルに通じるものはあますか?- 松宮 戦術の理解度は確かに高いですが、体現ができない という事がありました。
線の細い選手が多く筋力的、フィジカル的に弱い
部分はあります。
ただ、教えた戦術は次の練習までにみんな覚えてたり
マネージャーがミーティングや何気ない会話を撮っていて
部員全員に共有するようにしています。
そのような事が細かい事が今の結果に繋がっていると思います。


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弱小だった大学が今や京都府1部リーグでも昇格争いを繰り広げている

企業向けのフットサル指導


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企業向けのフットサル指導の様子

-スクールや京大以外にも企業向けにも指導をしてると聞きましたが- 松宮 そうですね。会社とフットサルは似ていると思っていて
誰かサボったらやられるし、良い成果を出すためには
全員の考えを合致する必要があるのでフットサルを通じて
社内の交流をすることによって、チームワークだったり健康維持もできるのでフットサルを取り入れてもらってます。
あと、実は企業に出向いて社員に向けてメンターとして
300人くらいと1人1時間くらい話を聞くこともしています。


クロスコレクトの開発


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クロスコレクトの概要

-クロスコレクトを開発されましたが、そのきっかけは?-
松宮 元々、現役時代に足底筋膜炎などの足首の怪我が多く
シュライカー大阪時代にトレーナーをしていたハッシー(クロスコレクト共同開発者:橋本賢太氏)と、怪我をしにくく
プロアスリートがもうワンランク上に行けるような
ソックスを作りたいね。と言う話をしていたのがきっかけです。
それから、俺がモニターになるから自分達で作ろう!となり
履いては、ここは動き辛いからキツくした方がいい。
と言ったように試行錯誤のうえ10ヵ月ほどかけて作成しました。
そして
①足首をしっかり固定
②足裏のアーチもしっかり作れる
③バンテージをまたなくても大丈夫
の、クロスコレクトが完成しました。


-ターゲットは競技者だと思うのですが-
松宮 そうですね。ガッツリ真剣に競技をしてる人
プロアスリートの方をターゲットにしていますが
最近では、ランニングをしている方や、立ち仕事が多い居酒屋の店員さんや、配送業者の方にも履いてもらっていて
クロスコレクトを履きはじめてから、疲れにくくなったとの声もいただいています。


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競技者以外にも広まりつつあるクロスコレクト

フットサル界の現状


-最後に、フットサル界の現状をどうお考えですか?-
松宮 現状、Fリーグを観にくるお客さんは
すごく減ってきているのは、結果として出てきていると思います。
特に、開幕した当初は盛り上がっているので
一時的に、お客さんは増えていたと思いますが
実際はフットサルが日本に根付いていない印象です。

リーグやクラブがまず考えないといけない事は
もちろん、ネットでの放映やスポンサーは大事ですが
元々いたファンやサポーターがなぜ離れていったのか スポンサーはなぜ、お金を出すかと言うことをまず考えないといけません。
ホームはもちろん、アウェーでもお金と時間をかけて 来てくれていた人達をまずは大切にすべきで、その人数を増やす必要があります。
ただ、今はそれが逆になっていて
スポンサーを集める事に必死になっています。
身近なファンを大切にする、増やす事を優先しないといけません。


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-具体的にどのような事をすべきですか?-

松宮 まずは、選手のファンサービスです。
試合が終わればスッと帰るのではなく一言でも
来てくれた人に対して話かけてあげたりすることは大事です。

-他のスポーツと違い、選手との距離は近い様に思うのですが-
松宮 近すぎてはいけない部分と、近くないといけない部分の 距離感をしっかりマネジメントできていません。
例えば、選手がファンとご飯に行くなど
いつでも会える存在だと選手自身の価値は低くなってしまいます。
どのように自身の価値を高められるか、を考えられる
選手が少なく、クラブもそこまで伝えていないと思います。
ファンやサポーターは、ここに行かないと選手に会えない
といった価値に対してお金を払うので、それを考えている選手が実際、何人いるかというのも問題です。

アーティストなどのライブもそうですが
非日常体験を求めていきます。
Fリーグもそれを提供する必要があります。


最後に


現役時代から、お話を聞きたかった松宮さんでしたが
フットサルというスポーツについて、ここまで真剣に考えている事に感銘を受けたと同時に、僕だけでなく皆さんも気づかされた事が沢山あったかと思います。
フットサルに携わってる身として見習うべきところが
多い方なので、今後の活動にも注目です。
本当にお忙しい中ありがとうございました!

ここまで読んで下さった皆さんもありがとうございます!
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ことうだ たくみ

ことうだ たくみ

大阪出身 大阪在住24歳。
大阪の大学でフットサルを始め、その後大阪府リーグの社会人チームに所属。
大学卒業後はスポーツアパレルメーカーに勤めた後、タイのスポーツクラブとマレーシアのフットサルスクールで指導。現在は大阪のフットサル施設。東南アジアのフットサルをはじめフットボールに関するあらゆる事を発信しています。

みんサルブロガー

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