ブログ2019.07.16

まもなく韓国カップ戦初戦。

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

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カップ戦で起きた小さなハプニング

最近、韓国に戻り様々な事がありました。先ず、韓国フットサルカップ戦が開幕し、来週から1部リーグチームが初戦へ向かいます。その前に、少し振り替えようと思います。

6日から始まったカップ戦、「生活体育」という地域推薦チームが参加するトーナメント戦が始まり、13日・14日の2日間2部リーグとの試合が終わりました。その激しい戦いの上、残ったチームは2チームです。その中で、少し珍しいエピソードがあったんですね。それは推薦チームが参加する1回戦で起きました。チームが試合へ臨もうと思ったら、なかなか試合開始出来ず、中断となりました。その理由はなんど、人空芝用のフットサルシューズを使った事でした。

もちろん、FKリーグは普段室内で行われ、コートもアジア大会で使われる素材を使いリーグに参加する選手なら皆室内用を使うのが当たり前のような感じだすが、今回一部の選手の場合は普通には野外、人工芝でそれに合うシューズを使うのが当たり前のようだなと思い、そのまま持って行ったかも知りません。。結局、シューズを借りて試合に臨みました。

ルールに合わない事なので、有り得ないと感じる時もあったんですけど、少し違う視線で考えて見ると韓国はフットサルだと室内でプレーする試合。という認識がまだ鈍いかなと思います。その前にも日本、姫路から訪問した短期大学女子フットサルチームと韓国女子チームと親善試合をした時も、室内なのに、人工芝用のシューズでプレーした記憶があります。自分がフットサルファンとなった頃と比べると野外のフットサル場は想像以上に増えていると思います。でも、室内コートはその分増えているのかは考える必要があります。特に都市中心部に接近しやすいフットサル場も少ない状況ですし、室内でフットサルをする、という認識を持ってくれないと今回のような事はまだ起きる可能性があります。

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今年のジャイアントキリング主役は?

その紆余曲折の上に1部リーグチームと対戦する2チームが決まりました。1つ目の挑戦者は2部リーグチームの中で実力を持っているチームで元フットサル代表が揃っているチームを相手に激しい対戦の末に試合が終る頃に勝ち越しゴールを決めた淸州FS(チョンジュ)です。このチームはソウル恩平FSが2部で活動した頃、毎試合本当に激しい試合を振り替えした記憶が今も残っているチームです。今回もリーグ準優勝経験を持っているチームに勝ち、昨日を含めて2連勝を記録し、全州MAGと対戦します。

そして、今回のジャイアントキリングの主人公が誕生しました。慶山UNION(キョンサン)です。1回戦から4試合連続勝ち続き、YES龜尾(グミ)と準決勝進出を掛けて激しい試合が予想されます。しかも、両チームはお互いに接近する地域なので、激しい戦いが予想されます。1回戦で20ゴールを決めた慶山は2部との試合でも2試合連続勝を飾りました。特に昨日の相手は韓国代表経験を持っている龍仁FS(ヨンイン)という強豪チーム。でも、先制されても逆転に成功。今大会の注目されるチームとなりました。

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カップ戦の初戦に向かって。。。

今週土曜日にカップ戦初戦が待っているソウル恩平FSは練習試合を重ねながら、大会準備に励んでいます。僕が16年からこのチームに合流してから、このように練習試合を重ねていた事はないくらいに、皆、昔と少し違って真剣に望んでいると感じました。そして、今回も能力をもっている選手、話題を呼ぶ選手がチームに入りました。

ソウル恩平は他のチームと比べると日本でサッカー・フットサルを経験した選手がいるのが特徴です。その選手達のお陰で、4月の練習試合の時も凄くチームを盛り上げている大事な存在で間違いないです。その中で18年2月台湾で行われたAFCフットサル選手権、結果として森岡 薫の大活躍で負けたんですけど、日本との試合で同点ゴールを決めた元バルドラル浦安セーグンドのパク・ヨンジェが今はチームの中心として活躍しています。そして、日本でサッカー選手として活躍した経験を持つジョン・ウォンジョ選手も今シーズンもサイドで強烈なシュートを打つ姿を想像してみると楽しみです。

そして、今年も2人の選手が合流しました。Jリーグ松本山雅、富山でプレーしたハン・スンヒョン選手が闘う姿勢と高い背中を武器を利用すると思いますし、関東リーグでプレーしていたカン・ジュクァン選手も良いパスを送くって大きな印象をくれました。それぞれ、4月日本関西チームの練習試合と5月のFKリーグチームとの練習試合で意欲も高く自分の頂点を発揮してくれたので、楽しみです。

今月には韓国のサッカーメディアで注目を集めるニュースがありました。最近、YouTubeネット放送で人気を集めている元韓国サッカー代表GKキム・ビョンジとMFキム・ヒョンボムがチームに登録しました。ソウル恩平FS代表兼選手であるチェ・キョンジンが放送ゲストとして出演した事が契機でフットサルで現役復帰する形としてチームに入りました。そのニュースは韓国ネットサイトでも話題になり、FKカップとフットサルに関する関心が高くなると良いですね。ちなみにその一人の思い出を語ると。。。

ボールと当たったら割れるんですか?

いいえ、大丈夫です。

(蹴って、クーラーに当ってフィルターが出でしまった。。。)

割れるんじゃないですか?「いいえ、窓が。。。」

窓へ向かって蹴る。。。「無事でした。。。良かった」

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練習試合は結果が全てではない。

その選手達が集まり、先週韓国サッカー代表やフットサル代表の練習拠点である波州NFCで初めて練習試合が行われました。相手はオーストラリアから来たチームで結果は9:7で勝ちました。相手は大きなフィジカルを武器で攻め込みました。それに対して初めてフットサル試合を経験する2人の元サッカー代表もフットサルの動きに慣れるために頑張りました。3回の練習試合の中で選手全員が集めて100%になるととれくらいに活躍してくれるのか楽しみですね。

この試合で今までは観た事はあんまりない場面が観れました。昔と異なって映像メディア時代への変化ではないでしょうか?撮影機器が小さくなり、でも、画実は良くなっている。そして、撮影した動画をネットで共有しやすくなっているので、今はやはり文字よりも映像で伝える方が多くなっているんですね。でも、僕は今も文字の力を信じているので、そちの方が好きですね。フットサル界にも色んな能力を持っている人々がもっと集まってその分、活躍し「フットサルは人気ないから、仕事として魅力はない」という偏見を壊して欲しいです。

その後週末を利用してFKリーグ1部リーグチームと練習試合が行われました。ただ、週末でも仕事から抜けられない選手がいたので、全ての力を出せない状況でした。前にも話したんですけど、韓国リーグは1つの会場で全ての試合が行われるので、会場が変わるとチームによって選手が集めるのか難しくなる時もあります。

結果を先に話すと2敗でカップ戦の最終点検を終えました。その試合を利用して、チームに入団した選手のテストをしたり、限られた状況で練習試合で現れた問題点を改善する為になにをするべきかを真剣に考えたり意見を交わしたりなと大切に過ごしました。練習試合にも関わらず最善を抜くした選手達に自分も何かしないといけないと思いました。

僕もFリーグとか日本女子フットサルリーグで印象に残った場面をファイル作成とか話しとして色んな事を伝えました。100%吸収出来るまでは時間が必要だと思いますが、シーズンはカップ戦で終りません。冬になるとリーグ試合もあるし、1部に残る為に頑張らないと。。。結果も大事ですけど、過程もその分大事だと思います。焦らず、前に進みたいです。もちろん、初戦の相手は去年1部リーグ優勝を誇るチームですけど、その分、準備してきたと思うので、凄くおもろしい試合になると信じています。

試合はYouTube(KFA TV)で生中継予定もあり、日本でもご覧頂けます。

2019 現代海上 FK カップ戦 ソウル恩平FS 初戦
2019.7.21(土) 15:00 ソウル恩平FS:スターFS (準々決勝 第3試合)

https://youtu.be/noFzaxdziKk

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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