ブログ2020.03.27

デスポルチ パラナKI その①

しゅう太郎

謎に包まれたデスポルチの新作シューズ

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今回はデスポルチのパラナKIについて考察をしたいと思います。

デスポルチといえば、カンピーナス、ボアビスタ、サンルイス、テッサライトといったモデル等、初回リリース時からマイナーチェンジを加えて長年にわたり販売しているフットサルシューズのメーカーとして有名です。

ところがある契約選手が全く見覚えの無いアッパーやソールのモデルを着用していた画像が出回り、
一部のシューズマニアの間では話題となりました。

それが後のこのパラナKIです。

※10年以上前に同じパラナという名称のシューズが出ていますが、そのモデルとは全くの別物です。

シューズボックスに違和感が

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見覚えの無い緑の箱
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パラナの箱(左) いつもの箱(右)

パラナKIは見覚えのない緑色のシューズボックスに入っています。

いつものシューズボックスと比べると同じサイズのシューズでも一回り小さくなっており、若干箱のクオリティ自体も異なっている様に感じられます。

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Desporteロゴがぎっしり
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シューズボックスに貼っているラベルを見ると
中のシューズの絵と共に、漢字3文字で何か書いてあります。

中国語です。

そう、このパラナKIは中国で生産されたシューズなのです。

これまでのデスポルチのシューズは全てベトナムで生産されていました。

パラナKIは中国でのシューズの販売を開始するにあたり開発されたモデルになります。

現在は中国、タイランド、ベトナムのみで販売しています。
日本国内の販売予定は未定で、少なくとも2020年には販売はされません。

トゥーガード無しのカンガルーレザー

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箱に話が逸れてしまいましたが、シューズの考察を行なっていきます。

パラナKIは前足部にカンガルーレザーを採用しており
他のモデルに付いているトゥーガードが無いのが特徴的です。

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指で触るとモチモチした感触。

他のカンガルーレザーを採用したモデルより
厚みは出ているかと思います。

私は好きです。

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パラナKI(左)ボアビスタKI2(右)

私はデスポルチのシューズの中でもボアビスタというモデルが好みで長年愛用しています。

ただ唯一好みで無かったのは、硬めの人工皮革で出来たトゥーガードです。

これはボアビスタに限らず、他のモデルにも一般的に使用されているパーツですが。

私が人工皮革製のトゥーガードが好みでない理由は
切返しを行った際等につま先が圧迫されて痛みが生じてしまう事があるからです。

よく止まるインドアコートでは顕著です。

このパラナの画像を最初に見た時は、「トゥーガードが無いモデルだ!!」と興奮した覚えが。笑

ただ、トゥーガードを取っ払う事によって耐久性の低下が気掛かりです。サルシューにおけるトゥーガードの有無と耐久性は天秤にかけられるものだと思っています。

デスポルチ契約選手の中には、トゥーガードが無い特注のボアビスタやテッサライトを着用している方もいます。
私と同じ理由でお願いされたのでしょうか。一度お聞きしてみたいです。

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私としてはトゥーガードが無い方が良いのですが、よくシューズのつま先とソールの接着部分を壊してしまう為、
スウェード製のトゥーガードを採用頂けたら、私好みのシューズになると思っています。

それが付いたシューズは圧迫感も少なく耐久性も良いと感じます。

実際にデスポルチの過去のモデルやショップ別注販売のカンピーナスに関しては柔らかいスウェード製のトゥーガードが採用されていました。

個人的にはスウェードトゥーガードのボアビスタやテッサライトが履いてみたいです。

ただ、今まで数百足のシューズを履いてきましたがデスポルチ のシューズは早い段階からつま先から穴が開く事は殆どありませんでした。買い替えの基準は主にソールのへたりや劣化。

人工皮革のトゥーガードを使用する事でこの強度を保っているのだとすれば、外しにくいのも考えられますよね。

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シューズ中足部から後ろにかけては人工皮革が使用されています。

外付けのヒールカウンター

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踵には外付けの樹脂製ヒールカウンターが付いています。
フットサルシューズに付いているのは珍しいですが
デスポルチのシューズに搭載された事にも驚きました。

私としては凄く好みです。これは楽しみです。

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ボアビスタ等と同じく、足馴染みの良いスウェードライニングが採用されています。

ただ、このスウェードの質感が他のベトナム製のシューズと違う様に感じます。

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極端な表現になりますが、ベトナム製のシューズに使われているスウェードは少しパサつきがある素材、中国製のパラナに使われている物は少ししっとりとした手触りです。

どちらがより優れた素材かは判断が付きませんでしたが、 個人的にはパラナに使用されているスウェードの方が好みです。

試着時の足入れ感は非常に良いです。

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インソールも従来のモデルとは異なる仕様のものが入っています。

表面は内張りと同じスウェードの素材で出来ており、滑り止めの効果も期待出来そうです。

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パラナのインソール(左)一般的なモデルのインソール(右)
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同じに見えますが表面の質感は違います。

新たな緩衝材「D-absorb」

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パラナにはD-absorbというオレンジ色の緩衝材が内部に入っています。

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ベトナム製のシューズで緩衝材が入っているモデルは全てPORONが搭載されています。

同じオレンジ色ですが硬さが全く違います。

PORONは指で力強く押してやっと凹むくらい硬く、
パラナのD-absorbは指で軽く押して凹む硬さです。

以前マレーシア別注リオKIを紹介した際に少し触れましたが、
私には少しデスポルチのPORONは硬すぎると感じる為、
どちらかというとパラナのD-absorbの方が好みです。

PORONについても色々なグレードがある様で、ナイキのシューズのインソールに付いているものとは別の物になると思います。

ソールも完全新作

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パラナはアッパーのみならず、ソールも完全新作です。

デスポルチのインドアシューズは、カンピーナスやサンルイスに付いているソール、ボアビスタやテッサライトに付いているソールの2種類のみで長年展開し続けてきました。

ソールが変わったのも非常に驚きでした。

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ボアビスタ等に付いているリオソールとパラナのソール
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母指球の辺りでソールの厚さを測りましたが、
ボアビスタのソールよりパラナのソールの方が1〜2mm程度薄いです。

シューズを履いた時にもパラナのソールは気持ち薄く感じますが今までデスポルチのシューズを履いてきた方にはすんなりと受け入れられると思います。

ただ、分厚めのアッパーや頑丈な外付けのヒールカウンターを搭載して重厚感のあるしっかりとしたシューズになると思いきやソールは薄いままなので、ソールを新作にするのであればもう少し厚めのソールで思い切って欲しかったとないうのが私の正直なところです。

このソールであれば現行の2タイプのどちらかを付けても良かったのかなと思います。

中国での調達がコスト的に困難だったのでしようか。

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パラナKIの重量は25.5cmのインソール抜きで232g程度。
同じサイズのボアビスタKI2より10g程度重くなっています。

少し長くなりましたので、サイズ感やシューズの使用感については後日更新させて頂きたいと思います。

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https://twitter.com/shusal1

しゅう太郎

しゅう太郎

フットサルシューズをこよなく愛する大阪生まれのサラリーマン兼競技フットサラー。
国内外から様々なシューズを取り寄せてはボールを蹴る事を生き甲斐としている。
競技者の視点に沿ったシューズ記事を広める事により、停滞気味にあるフットサルシューズや関連用品の市場活性化に貢献したい。

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