ブログ2019.09.15

フットサルで感じた希望と挫折 (女子フットサル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

もう1つの女子チームがなくなるのか?

先月、WKリーグ(韓国女子サッカーリーグ)会場で偶然に悲しいニュースを聞きました。今年6月、女子フットサルチームを中心に神戸で行われた(フットサル神戸フェスタ2019)に参加した韓国女子フットサルチームがもう、FK女子プレリーグを含めてこれからは大会に参加しない可能性があるという話がありました。

意図的ではなかったですけど、結局フットサル神戸フェスタが最終戦になってしまいました。そして、ロシア・Arsenalチームとの試合が最後の勝利となりましだ。2016年に始めてこの大会に参加し、練習試合を含めて9試合目で初勝利を飾りました。(有終の美)という言葉はありますが、予想しなかったので個人的には悔いは残るんですね。選手の半分以上がリーグが始まってから活躍していた選手だったし、僕がフットサルファンになる契機になった選手もいたので、何が悲しいですね。

ただし、今のチームの状況を見ると悔いだけでは説明出来ない面もあると思います。選手達は仕事とか練習場(全州)から遠い地域(釜山、済州)で住んでいる選手もいるので、練習する時、全ての選手を集めるのは難しい状況でそれなりに悩みだったと思います。

そして、地域の中でチームに合流する選手が現れてくれたら良かったけど、女子サッカーからフットサルに流れる場合よりもサッカーでプロとして給料を貰わない下のカテゴリに流れる場合が多いと思います。そこには地域の体育会から一部の支援はあるけで、フットサルは選手自分達がやらなきゃいけない。。でも、チームを運営した経験が少ない、一人が何役をしてくれないとフットサルリーグに参加まで繋がるのは難しいですね。

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この試合が最後になるのか?(フットサル神戸フェスタ2019 ロシア・Arsenal戦)

韓国女子フットサルリーグが定着するには。。。

その結果、リーグの質的低下の恐れがあります。カップ戦の時から、チーム間実力差があって去年リーグの場合参加した4チームの中で1つのチームが30失点以上を許した場合もありました。もちろん、リーグ存続の面でみると助かったと思いますが、リーグ初期から活動する選手がいるチームがBSW Players 1つになり、その格差はもっと大きくなる可能性があります。優勝争いが一番激しかった2番目の15-16シーズン(ソウルFS, 釜山KAPPA, NIMBLE, 大田BLUEI, PHILOS)以来、その実力は下がっているのが現実です。

なかなか、韓国の女子フットサルリーグが定着しない理由は何でしょ?1つ目は目標になる対象が男子フットサルと比べると少ないですね。先ず、韓国は日本とは違ってAFC女子フットサル選手権に参加しない。。しかも、韓国は今まで女子フットサル代表さえも出来ていないのが辛いですね。

選手がリーグ優勝し、その活躍でアジア大会に参加するという目標がないと難しいですね。AFCが各国のサッカー協会にサッカーに限らずフットサルなど全てのカテゴリに力を出せるような制度を備える必要があるんですね。女子フットサルの活性化は女子サッカーとお互いに良い効果を呼ぶと信じています。

もう1つの壁を語ると、リーグ前に行われるトーナメント戦です。リーグが行わない(春~秋)期間中に全国各地の人空芝でフットサル連盟が運営で関わるフットサルトーナメント大会が行われます(FKカップとは別)。その大会にはリーグ参加チームを上回る数のチームが参加しているんですけど、それがリーグ参加へ繋がらないのが現実です。

賞金もリーグとトーナメント戦を比べてもそんなに差がない。トーナメント戦に参加するチームへプレリーグ参加を条件として示すのも考えられるじゃないかなと思いました。ユース年齢がない女子フットサルには参加基準年齢を減らす事も考える必要があると思いです。その以外にも様々な原因はあるんですね。

フットサルが好きになる分、その中で選手、チームの悩みが聞える時も増えました。特に今回、密かに応援していたチームの試合が観られない状況になるとやはり悲しい事です。でも、自分には応援していたサッカーチームがなくなっても中間と力を合わせ9年間我慢して、新しいチームとして戻った記憶があります。もちろん、注目していたチームがないのは苦しい事ですけど、逆にチャンスになるとポジティヴ的な考えで自分なりに出来る事を探りたいと決心するようになりました。

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フットサルにはまるきっかげになった瞬間。

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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