ブログ2020.03.01

女子地域女子CLと韓国女子フットサルの現実。

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

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半年ぶりの日本。

今更ですが、先週水曜日から月曜日まで東京と神栖に行ってきました。ただ、臨時教員として仕事した時、少し疲れて何処かへ行きたいと思い、理由もなく1000円飛行機チケットを予約してしまいました。確かに、ワホーリで日本に行って来てから、今まで3,4ヶ月の間で海外に行ったので、去年6月以来に6ヶ月ぶりの海外は凄く意味がありました。

でも、目的なく行くのは時間を捨てると思い、フットサル大会の日程を探してみたら、その時に地域女子フットサルチャンピオンズリーグ(CL)を発見してその勢いで、飛行機・ホテル予約を完了しました。でも、予約して何ケ月後に学校へ決済を貰おうと思ったら、予定とは少し間違えて予約し、直してみようかと思うと違約金が心配になりそのまま行こうと決めました。

予定と1日前倒しとして東京へ向かって、少し心配したけど、神戸からは練習試合や神戸フェスタなどで凄くお世話になった方が会いに来てくださったり、東京で住んでいる韓国サッカーファンの方と会えて楽しく過ごしました。大会の初日になり、朝からバスを乗って神栖へ向かいます。電車がなくて選択の余地はなかったけど、席も空いていて余裕あって楽に行けました。。ただし、目的地に到着すると市内バスがなくてホテルまで歩いて行ったのは少しNGだなと思いました。

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初めて神栖へ向かう。

今回、2020年初のフットサル大会として地域女子CLに行くことが出来てよかったと思います。今までWFリーグ(Women's Fリーグ)しか観た事がなくて、今回はその以外のチームの試合が見られるので本当に楽しみにしていました。初めての神栖防災アレナーはきれいだったけど、大会の雰囲気は少しFKリーグの雰囲気がありました。一ヶ所で試合が行われ、参加するチームは観客席で試合を観たり、準備したりする。その場面を見ながら、今中断されているFKリーグの再開を願いました。

そして、アレナーの大きさにも少し気になりました。コートを2にわけて、当時に2試合が出来るのは新鮮でした。多分、韓国にはそのようなアレナーはほぼないと思います。1つのコートで試合が行われて、会場が必要だったら近くのアレナーで試合が行われるのが普通ですね。1つの場所で多くの試合が行われるのはそれないの特徴があると思います。

試合を観たらやはり、Fリーグチームの女子チームやWFリーグで活動しているチームが強かった気がしました。関東リーグから参加する府中アスレティックFCプリメイラ、バルドラール浦安ラス・ボニータスは攻撃的なゴレイロの動きて試合の鍵を握っていて、韓国にはあんまり使ってない戦術を積極的に活用していて、沢山学べる時間になりました。その中で、2020・2021シーズンからリーグに参加するMINERVA宇部の試合も観られました。試合始まりから積極的に走り回る姿が印象に残っています。

2日目の試合には決勝トーナメント進出をかけて激しい試合が繰り広げました。特に「死の組」と呼ばれたSWHレーディス対福井丸岡RUCKの予選最終試合。SWHの攻撃を福井丸岡が防ぐ。そして、カウンターでゴールを狙う。という印象がありました。試合は最後まで激しかったけど、結局江口選手のゴールで先制。その後、福井丸岡は今まで試合に入れなかった高尾選手を投入。パス連携で観客を驚かせるゴールチャンスはあったけど、同点までは至らず。SWHの勝利で終えました。確かに、両チーム良い試合だったので、予選ではなくトーナメント試合を観る感じがしました。

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試合以外の場面が入っている。

今回大会を観て試合に限らず、試合以外の面も目に入りました。特に今シーズン最後の試合だったので、リーグ戦には見られなかった場面もありました。今回の大会でチームを離れたり、引退する選手には大きな意味をあるんですね。試合を終えてチーム選手やファンの方と記念写真を撮ったりする姿がありました。特に予選最終戦で勝ってなくて引き分けで終えたゴレイロ選手が涙を流すとゴレイロ仲間が励ましている姿もありました。そして、試合前にアップする時に観客席を観ると包帯を解く姿を観たら試合に100%発揮出来ない悔しさを感じました。

半年ぶりの日本だったので、今回も良い方々と会話しました。久しぶりに挨拶した監督や選手と話ししたり、SNSでコメントして初めて話しを交わしたコーチの方とは韓国と日本のシステムの特徴や、なでしこリーグやフットサルに関して様々な話をしました。試合に限らず様々な事が溶けているこのアレナーがフットサルの「学び舎」という感じがあります。自分は完璧ではなくこれからも様々な試行錯誤があると思いますが、フットサル場という学び舎に行って自信をもって交流しながら、勇気をもって成長したいと思いました。

決勝はSWH レーディス対バルド―ラル浦安ラス・ボニータスの対戦で行われました。試合が始まり、浦安の平井選手の先制から始まったけど、SWHは今回も江口選手が反撃し、逆転勝利で優勝を飾りました。試合途中、江川選手の退場もあったけど、経験ある選手達がその危機を乗り越えましたね。来シーズンから、WFリーグに専念するようになる両チームとして最後の大会だったので、激しい試合でした。

韓国女子プレリーグの中止。

そして、韓国に戻って水曜日。FKリーグの無期限延期と当時に女子プレリーグの中止が発表がありました。開催地近所で発生したコロナウィルスの問題で先週、開催2日前に延期、今回は中止が発表される流れでした。個人的にこれは韓国女子フットサルの現実だと思いました。

参加チームが増えない。実力あるチームも解散するなと活性化する基盤が出来ていないですね。特に女子サッカーはピラミッド構造ではなく四角や逆ピラミッド構造で選手が引退してもフットサルに流れる選手が少ない。そして、サッカーと比べると、選手自分が負担する金額も多い。チーム当りにただ4試合なのに、試合出来なくなる現実をみたら悲しくなりました。特に去年フットサル神戸フェスタに参加した全州MAG Womenの解散は個人的に自分のせいではないかと罪悪感を感じる時もあります。

でも、その厳しい状況の中でヒントも貰いました。それは「自分でやる」。運営資金がない、選手もない。その状況を埋めるには自分、そしてチーム員、ファンのアイディアが絶対的に必要です。人々の注目を集めてもっといい人材が交流する。好循環に転換させると、今の難しさを乗り越えると思います。ただし、前よりは耐える精神力が必要だし、時間との戦いになると思います。

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吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。

2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。

偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。

2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。

2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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