ブログ2019.12.08

待ちに待った、韓国フットサルリーグ開幕。

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

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何があっても挑戦は続く。リーグ開幕戦勝利。

お久しぶりです。今日まで様々な事が起きたんですけど、その中で一番大きいな事を語ってみるとやっぱり韓国フットサルリーグの開幕。先月11月23日から1部、2部がそれぞれ開幕、3月まで熱い戦いが始まります。

開幕戦として行われた伝統のライバル戦であるスターFSソウル対全州MAGの試合。熱い戦いとなると思いきや、スターFSが相手の真ん中を閉じ込めて試合の主導権を握りました。その反面全州MAGはその相手の守備に苦しんでしまい、前半から1点返しても後半になるとスターFSがゴールを量産し、開幕戦勝利を飾りました。

その後、開幕日最終戦として行われたソウル恩平FS対ファンタジア富川FSとの試合。相手に気にしなきゃいけない事は色々ありました。1点成功したら最後まで守りきる守備はFKリーグ選手達から知られていましたが、攻撃の面も豪快な左足で有名な選手や曲線に曲がりながら相手の隙間を狙う走り方。。今までこのチームに入って4年間、勝った事ないチームだったので今度こそ勝ちたかったね。そして、このチームのもう1つの強さはサポーターの大声で背中を押している事も。。。

試合前に選手、コーチ皆集めて話し合いながら点検しました。そして迎えたリーグ開幕試合。相手の長点を消しながら攻撃して行く。その勢いで臨んだソウル恩平は試合が始まって何秒で先制ゴールに成功しました。主人公は今年初めて韓国代表練習にも参加したイ・ジュンウォン選手。足裏で落ち着いてゴールネットを揺らします。

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勇断は禁物。4年前の悪夢。

そこから勢いを乗ったチームは相手のセットプレーでゴールを許しましたか、勝ち越しの状態で前半を終了。皆、喜んでいる所でしたが、僕は3年前のシーズンを思い出す。16-17シーズン開幕戦。。。相手はベトナム練習から戻って来たばかりのFSソウル(今のスターFS)との対戦。。前半から疲れに調子が上がらない相手に対して主導権を握ったソウル恩平FS。。。でも、後半途中にチームの得点王である選手の筋肉の怪我で試合出来なくなると急に逆転、その後、勝ってない試合が続くそのまま2部に落ちてしまった痛い記憶がありました。

たから、僕はロッカールームに入り“怪我しないように気を付けろ!”と言いました。個人的に今年は良い選手が入団しましたし、それで今年は良い流れに入りたいと思いました。でも、怪我をしてしまうと泡のように消えてしまうからね。開幕戦の勝利の中でなによりも怪我人がなかった事で喜んでいる自分がいました。

後半も若い選手達が役をしてくれました。その後ろは経験豊な選手が背中を押している。真ん中に相手にチャンスを与えてない。今年、チームに合流したイ・ハンビョル選手のヘットトリックを含め、相手にも隙間を許さない。怪我人もない。試合で起きられる理想的な形を全て出したソウル恩平FSは初めてのハードルを軽く乗り越えました。

試合が終わり団長の方(現在スポーツブランド代表)と挨拶しながら食事して、フットサルに関する熱い対話が続きました。今の現実は厳しく、開幕何日までリーグタイトルスポンサーが確保出来ない状況など。。。でも、結論は(うちが出来る事は自分でやろう)です。他の方が難しいと言ったら、自分達が出来ると、そしてそれを証明させる。それで皆の視線も変わって変化を誘導する。その過程は続くを必ず、フットサルを観る視線、状況も変わると信じています。

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早くも初負け。でも、フットサルは心の勝負。

そして、12月初試合。開幕戦の勝利に勢いを乗りたいソウル恩平FSですが、第2節の相手は伝統の強チームである全州MAG。。今まで1回しか勝った事ない強いチームです。でも、ソウル恩平FSも若い選手が揃っていますし、新旧の実力面のバランスも4年前から今まで一番良いと思ったので、今回は戦えるんだろうと思いました。

その前の試合を観ながら試合を考える。スターFSとYES龜尾(クミ)FSの試合が行われました。練習試合で2連敗した龜尾は開幕戦でその時の厳しさを乗り越え勝利を握ったんですね。でも、今年から誰でも止まれない勢いを乗っているスターFSは凄いです。結局、多い点差で勝って1位に上がりましたね。その次にはソウル恩平のリーグ行方が少し分かる試合を待っていました。

今回の全州MAGは少し変化がありました。今回の試合は違ったけど、少し若手がプレー時間を増やして経験を積んでいくような気がして、今回は新しいゴレイロも合流しました。ウズベク出身のウマ選手。去年、練習を見学させて頂いた時、初めてみました。サッカーの経験があり、試合が続くとフットサルとなれていく印象がありました。これで、昨シーズン1人だったゴレイロが2人となり、負担を分け合って行くんじゃないかなと思います。

試合が始まって自分達のリズムを忘れず主導権を確保したいソウル恩平でした。そのが前半始まりの頃は思った通りになりましたし、先制ゴールまで流れるようになりました。しかし、相手は開幕とは全然違う。。。ずっと走りまわして相手の守備から逃げ出し、自由になる。そして、相手のボールを奪うに行くと交わされる、その流れが続くと試合は相手の流れになり、逆転されるようになりました。

前半が終わって(無理に相手のボールを奪うより、距離を持って相手のミスを誘って欲しい)と言いました。それは経験から思い出し、選手に伝えたもの。4年前に始めて全州MAGに勝った時の戦い方だったので、その経験を生かして欲しかったね。そして、真ん中を閉めて相手の攻撃を限定させる事、後半は点差を縮めたと思いきや、すぐ返されて試合が終わるところまで折り返さず、試合は終わりました。でも、選手達は諦めずゴールの差を縮める為に走りました。そして、リーグは1試合では終わらないからね。チャンスがある限りゴールを決めて少しでも有利な状況を作るのも大事です。

次の相手は今年の韓国一候補である、スターFSソウルです。リーグ初負けした所にもっと強い相手を戦うのは落ち込む可能性にもなりますが、逆に大きなチャンスにもなると思います。試合は実力よりも心の勝負だと信じているので、この試合で再び波を乗りたいと思います。

ハンファ生命 2019-2020 FKリーグ 第3節
スターFSソウル : ソウル恩平FS
2019.12.14 13:30 YouTube(KFA TV)ネット中継予定

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吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。

2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。

偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。

2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。

2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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