ブログ2019.03.01

日本フットサル三国志 第1章フットサルの原点 その11 ストリートサッカー

木暮知彦

その11 ストリートサッカー


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 フットサルの原点ということでサロンフットボール、ミニサッカー、ガーデンフットボール、8人制サッカーなどいろいろ述べてきたが、そろそろ第1章も終わりに近づいてきた。そこで、最近注目を浴びているサッカー、フットサルの原点中の原点とも言えるストリートサッカーについて紹介しよう。社団法人日本ストリートサッカー協会によれば、ストリートサッカーとは以下のように定義されている。

 「ストリートサッカーというとブラジルなどの路上で行われるものを想像される方が多いと思いますが、現在は様々な人数、形式で行われています。ヨーロッパでは、ビッククラブでの試合の際、スタジアムにゴールを2つだけ置いて、得点数と股抜きをされたら決着する「PANNA(股抜き) KNOCK OUT」のゲームを行ったり、広場や公園、倉庫などに囲いをつくり1対1や3対3で行うヨーロッパ発祥のストリートサッカーが頻繁に行われています。
 このヨーロッパ発祥のストリートサッカーは、1対1の場合、直径約5メートルのCAGE(囲い)をつくり3分間で得点を競います。ルールは前述の「PANNA(股抜き)KNOCK OUT」、フィジカルコンタクト(体がぶつかること)が禁止です。ゴールを意識すれば股が開き、股を意識すればゴールが開く、いわゆる駆け引きが勝敗を左右します。3対3の場合、極端なフィジカルコンタクト(体がぶつかること)の禁止と股抜きをして自分がボールを保持すると得点となる「PANNA CONTROL」というルールで行うことや通常の3人制サッカーで行うこともあるのが現状です。」

 さて、ストリートサッカーがサッカー、フットサルの原点中の原点と思う理由は、第一にゲームの最小単位1対1で成り立っていることである。人間対人間のゲームの最小単位であることは原点としての所以であることに異論はないであろう。2つ目は、遊び感覚である。ゲームあるいはスポーツそのものが遊び感覚から生まれたものであり、サッカーがその代表的なスポーツの一つと言われている。ストリートサッカーは、限られた時間、空間の中で自由にボールを操り、ボールを奪い、ゴールするシンプルなゲームの中に競争、偶然、憧れの模倣といった遊び感覚が極めて凝縮されているので、まさに原点である。3つ目は、知的興奮、醍醐味の原点ということである。どういうことかというと、手で押す、スライディングなどの接触プレーは禁止の中でひたすら相手を知的に欺きながら屈辱的な相手の股を抜く知的興奮、醍醐味を手軽に味わえることである。

 筆者は前回の原稿でフットサル施設の多目的利用が今後必要であると述べたが、ストリートサッカーは極めて有望なコンテンツと考えている。前述したサッカー、フットサルの原点としての要素ばかりでなく、フットサルの5人よりもさらに最小の3対3、1対1で出来る手軽さ、時間が短い、ルールが易しい取り組み安さ、接触プレーがないため、女性、お年寄りにも出来る点は魅力的なのではないだろうか。すでに事例があるが、フットサル大会の対戦を待っている間にストリートサッカーをやってもらうなど、併用も可能である。

ちなみに、3月30日(土)、TOYOTIRES TOYOSU DOME 〒135-0061 東京都江東区豊洲2-1-21にて前述の日本ストリートサッカー協会主催の第2回PANNA選手権大会が開催されるとのこと、ぜひ会場に足を運んでみて下さい。 写真は第1回PANNA選手権大会の模様とYOUTUBEリンクです。

次回は、いよいよ第1章の最終回、「日本のフットサル人口は?」です。お楽しみに。

木暮知彦

木暮知彦

みんサル運営会社のピープルスポーツ株式会社社長。1999年の第1回の関東フットサルリーグ、伝説のスーパーリーグの立ち上げなどに関わった。自らはFIRE FOXの代表として、リーグ優勝、フットサル選手権の優勝を経験した。元フットサル日本代表木暮 賢一郎の父親でもある。

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