ブログ2019.07.06

日本女子フットサルリーグを観て。そして、私達は?

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

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今年の4回目の日本。初のFリーグ選抜

今回も行って来ました。何が、韓国に住んでいるにも拘らず時のよって日本に「帰国」したの?と言われる時があります。しかも、今回は韓国に戻ってから3週過ぎてまだ、まだ日本へ向かったからね。今回の場合やはり、G20という事もあって少し大変でした。大阪から名古屋へ向かうバスがなかったので。結局、京都に行って高速バスに乗り、やっと名古屋に着きました。

今回の目的である福井へ行く前に、Fリーグ名古屋セントラル試合を観ようと思って、余裕を持って武田テバオーションアリーナに着き、2試合を観戦すると確かにFリーグの水準とFリーグ選抜の意味を知る事が出来ました。その形を始めて見たのはJリーグのU23選抜で、その時は、アウェー地域の選手を臨時に所属させる形だったけど、今回の1シーズン間同じチームとして活動するので、もっと実力を上げる良い契機になるんじゃないかなと思いました。ただし、この日の観客が2試合平均300人以下(166名、303名)になった面は痛いだろうと思います。

その翌日、名古屋から再び高速バスに乗り、福井へ向かいました。朝9時ごろに着いた6ヶ月ぶりの福井は名古屋と大阪とは違って少し涼しい感じがしたけど、その考えは30分で壊れました。その後大雨が降り、こちももう梅雨前線がついに来たかなという感じ。。。

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6ヶ月ぶりの福井と感動を呼ぶ試合の連続

福井駅からバスを乗って、15分位。久しぶりに福井県営体育館に着くと、雨が止んだせいがかなり蒸し暑く感じました。そして、向こうの場所にアルコイリス神戸の選手達がバスに降りて体育館へ向かっていました。何故か焦りました。個人的に福井へ試合観に行くと話したの人はあんまりなかったから。。。でも、体育館へ入ると多分、挨拶するだろうと思い、そのまま入りました。

体育館に入り、第一試合は北海道対ユニアオレディースの試合。予想と違って北海道が前半ゴール決めて、後半1点差まで追い付いたけど4-3で試合を終えました。その後行われた、第二試合、アルコイリス神戸対流経大メニーナ龍ヶ崎の試合。先週チームの得点を決めていた江口選手の移籍で少し気に入った試合でした。急に起きた事にも関わらず、若林エリ選手の素敵なヘッダーを始め、相手を無得点に押させました。特に相手が真ん中にゴールが入ると3人の選手が鳥かごのようにパスコースを防ぐような場面もあり、「ピンチは逆に乗り越えるチャンスにもなる」と思いました。

翌日(30日)、福井試合のメインである福井丸岡RUCK対府中アスレティックプリメイラの試合が行われました。福井丸岡としては去年、リーグ戦で勝ってなかった相手。その経験を再びしないよう、今回は試合に集中したと監督は話ししました。試合は1376人の観客が入ってもっと盛り上がりました。初めて福井丸岡がゴール決めると追いついて激しい展開で前半を終えて、後半も府中の勢いも凄かったんですね。パワプレーによる船附ひな子3ゴールで同点まで追い付いて引き分けだと思いきや、試合終了前に北川夏奈と高尾茜利コンビのカウンタで勝ち越しに成功しました。もちろん、高尾姉妹のゴールも。。。

今回は去年と比べて時間がなかったにも拘らず、1300人を超える観客が集まりました。金曜日の170~300人のFリーグを考えると少し以外の事になるかも知りません。でも、いい事はお互いに助け合う地域の力があって可能だったと思います。それと、若い頃、休みたいし遊びたいと思ったけど、チームの為に平日、休日関係なく活動する選手、スタップの努力もあったんですね。2年前に韓国語に翻訳された「福井モデル-こんなに素敵な村(韓国語版)」という本を読んだ事がありました。その試合を観ると、改めてその本を思い出しましたね。5月31日に行われたイタリア、SSラチィオ・カルチョ A 5との親善試合もその延長線として見ても良いんじゃないかな?と

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韓国女子フットサルの悩み。

そして、印象に残ったのはデフフットサル日本女子代表との交流ですね。29日福井丸岡との練習試合をして、30日は広報活動をしてデフフットサルを知ってもらう活動をしたことで関心度が高くなるし、フットサル界ももっと広がるだろうと感じました。

そして、おの姿をみると楽しみと悩みが増えるようになりました。韓国の今はどうだろうと。。。韓国の女子フットサルを振り替えてみると、2014年FKカップ戦で4チームが参加してから始まりました。最初の大会で優勝を飾ったチームはソウル廣津FSでした。そのチームがFSソウルに移管し、初のプレリーグが開催された2014-2015年から3シーズン連続に優勝を記録しました。でも、2017-2018シーズンの場合、一番の問題としてゴレイロの不在で結局、始めて優勝を逃しました。リーグでチーム最多ゴールを決めたにも拘らず最多失点を許して最下位まで落ちてしまい、その後、女子チームは姿をいなくなりました。個人的には復活を待っています。

その後韓国女子リーグの主導したチームは全州MAGウーマン。FINITOというチーム名から韓国リーグ最多優勝チーム全州MAGフットサルクラブの傘下チームとなり、2017-2018シーズンは釜山カッパレティースと優勝争いの末に初優勝を決めました。そして、最近の2018-2019シーズンは釜山カッパから名前を変えたBSW プレイヤーズとの優勝競争が再び行われ、直接対決で1勝1引き分けを記録したBSWが念願の初優勝を果しました。

そのように2014-2015シーズンから5回目のプレリークが行われた韓国女子フットサルプレリーグ(FKリーグ女子部)は今まで様々な悩みを抱えながら、夢を追いついています。でも、今まで参加しなくなったり、チームがなくなったのは6チーム。しかも、その中でリーグ3連杯を記録した、スターFSソウルレーディスが含まれています。

韓国の首都であるソウルでFKリーグに参加するチームがない不思議な状況です。それは、リーグがまだ安定してない事を示しているんですね。そして、なくなった1つのチームの場合、サッカー選手出身とそうではない選手が試合の中に出場時間の配分に関する悩みもありました。何よりも大きいことは、国家代表がまだまだ構成れていない事。2013年6月、仁川に行われたアジアインドア・マーシャルアーツゲームズ、日本女子代表が優勝したこの大会で韓国はなかったんですね。その後、2回目のアジア大会(2015、2018)が行われたんですけど、まだ、韓国は参加していないです。

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それでも、韓国でも女子フットサルリーグの活性化が必要!

そのように、韓国女子フットサルはリーグの安定化による代表チームの構成まで順調に進んでいない状況であり、一部はその必要性に対して悩んでいる方もいるかも知りません。でも、私が日本の女子フットサルリーグを観るとその必要性は確実に感じました。

そして、全州MAGウーマンが参加したフットサル神戸フェスタを見るとその必要性はもっと大きくなりました。初めて参加した2016年。その時のチームは三つのチームが連合した形で参加したんですけど、今回は紆余曲折を経験した選手が1つのチームとしてまとまり、もっと組織的なチームとなりました。その結果、アルコイリス神戸とSWHレディースと強力なチームを相手に40-50回のシュートを耐えて失点を半分まで減らして、最終戦は勝利で飾るなど、前と比べると可能性を見つけた気がしました。

社会は変わり続けているので、諦めない限り、何時かチャンスが来る。と

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写真-Jeonju MAG Media (https://www.facebook.com/JeonjuMAG/)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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