ブログ2020.09.15

諦めない限り韓国のフットサルは続きます。

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

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カップ戦を迎え行われた練習試合。悩みと前向きが併存しました。

久しぶりの練習試合。

待ちに待っていた事がやっと実現しました。2月のFKリーグ中断から7ヶ月が過ぎました。正式試合ではないですが、FKカップ戦を迎える前にトップ選手が集まり練習試合を行いました。今まで怪我人が多く、集める選手が少なくてしっかりした練習が出来なかったけど、今回は前より沢山集まって良かったんですね。もちろん、チームの特性があって全員ではないですけど、集まれる選手や新しくチームに合流した選手と挨拶しました。

そして、最近のAFCクラブ選手権の中止という悲しいニュースもありましたが、偶然に練習試合の相手は昨シーズンリグ優勝チームである、スターFSソウルでした。そのチームとも久しぶりに対戦する事で仲良く安否を聞きながら、試合の前から楽しくわくわくしました。その際に監督と挨拶し、色んな話を聞いたら状況が安定するまで急ぐ必要はないなど、優勝チームらしい印象があるんだな。と改めて感じました。

今回は前と少し違ってソウル恩平FSのサテライトチームの練習試合を始めて拝見指せて頂きました。始めはフットサルを学びたい方々が集まり、実力や知識を増やしながら今回カップ戦に参加するようになりました。試合をみたら、短くて限られた時間の中で確実に守りながら、セットプレーでゴールを決める作戦で相手を苦しめました。その姿を見るともっと長く続けると印象に残す可能性もあるんじゃないかなと思いました。情熱的なチームでした!

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フットサル士官学校(サテライトチーム)を指導する2人のトップチーム選手。

その中に持っている悩み。

でも、選手皆、大雨で少し滑りやすいコートで頑張って走ったけど、選手もスタッフも、トップ皆、期待した結果までは至りませんでした。もちろん練習試合という面も考える必要はあるんですけど、今まで選手、スタップそれぞれの仕事もあって、最初から良い結果を望むのは厳しかったかも知りません。そして、選手の住む場所もバラバラで全員が集めるには少し難しい状況になっている事も考えないといけません。試合後、選手と話しした時、選手それぞれの悩みを聞いたりして、今日の試合がただの練習試合ではなかったと深く感じました。たから、大会の前に今のチームを確かめる意味として皆と会えて良かったと思います。

ただし、その練習試合で小さい希望も見つけた気がします。身体能力が高い新しい全力が入ってくれたり、エース選手が活躍してくれる姿をみたら、落ち込む必要でもないと思いました。今回はゴレイロ1人とサッカーで守備をしていた選手が合流しました。フットサル経歴は長くないけど、これからフットサルスピードと方式を理解したら、今の選手達と手を合わせ、もっと攻撃なフットサルが出来るではないかなと期待感も高くなります。

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今回FKカップ戦に参加する(フットサル士官学校)選手達とソウル恩平FS団長との記念写真。

コロナ19で厳しくなった環境。

でも、FKカップ戦の状況をみると不安感と意志という紙の両面が見える気がしました。今年、大会の開催地である全南、海南郡に1回戦、2回戦開催が急に難しくなり、結局4の場所に分かれて進行するようになりました(9月19日、9月20日)。という事でコロナ19の状況により、3回戦と準々決勝も開催予定地で試合出来ない可能性も考えないといけないです。更に、4個所の内に2箇所か人空芝で行われる事となりました。FKリーグやFKカップ戦は普通室内コートで行われる面を考えると異例の事です。

その話はフットサルに限った事ではありません。他のニュースを読むとそれと似ってる場合もあります。高校サッカー大会がキャンセルなり、代わりに開催する場所を呼びかけると地方のサッカー協会がそれに応じたけど、それが同じ地域の体育会と葛藤となり、法廷まで連れ去れた事もありました。

もちろん、ヨーロッパのような厳しい規則はなく移動も自由ですけど、多くの人々が入るにはまだ厳しい面もなると改めて感じました。もちろん、この2つの事に限るものではありません。今まで、練習試合が出来なかった理由も今回合った選手に聞いて分かったので、理解しているけど、少し悲しさを感じるようになりましたね。まるで、見えない壁のような感じ。

環境の変化は当たり前の事、その中に出来る事は?

今回の練習試合で今年、急激に変わり続けている今の世界。サッカーを始め、フットサル界もその風から離れないですね。特に、マイナスポーツという現実もあります。土曜日の練習試合が終って選手からも聞きました。でも、解決策は簡単だと信じています。

(自分が出来る事をやり続ける)

今日から、規則が少し緩和されましたが、練習試合があった土曜日は午後9時になると、コンビニを含め食堂の中に飲食を食べる事が禁止されました。試合が終ると外は暗くなり、もう、中に入れない状況。外で簡単に食べながら、選手、コーチ、代表が一丸となり、それぞれの意見を交わしました。試合相手の話、今の状況、それぞれのアイデア、目標、対策。。。一人ではなく、多くの意見が集まるともっと多きな力になるし、変化に繋がる原動力になると少し感じました。

何があってもカップ戦は開催する。

厳しい状況になっても、場所は変わっても今年もFKカップ戦は来週から始ります。

厳しい環境の中で開催の為に動いているフットサル連盟や参加チームの関係者、選手へ感謝の気持ちをお伝えたいとおもっております。多分、結果とは関係なく2020年のカップ戦は人生に残る大会になるのは間違いないです。

これ以上に感染者が増えないように。。。

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ソ・ジョンウ選手(デウソン神戸)のリーグ開幕戦はリモート観戦になりました。

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。

2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。

偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。

2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。

2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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