ブログ2019.08.22

2回目のアジアクラブ選手権

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

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2019年 FKカップ スターFSソウル 対 ソウル恩平FS 試合前

先週、タイ・バンコクで行われたAFCフットサルクラブ選手権が名古屋オシャンスの優勝で終りましたね。何よりも去年大会の優勝チームであるメス・サンガン・ヴァルザガン(イラン)を破って果たした結果なので、大きいと思います。そして、今大会に限ってタイ・ソン・ナムで活躍した清水和也選手の得点1位など、今大会は日本のフットサルに対しては意味があると思いました。

存続危機を乗り越えて。

そして、韓国もFKリーグを代表して2018-19優勝チームであるスターFSソウルが参加しました。去年の大会から全州MAGが始めて参加した以来、2番目の韓国チームとなります。そのチームはFSソウルとして2009年プレリーグから参加して来たんですけど、2017年スポンサーの支援中断により突然解散危機になりました。幸いに新しい支援企業(スタースポーツ・スポーツ用品メーカー)が現れ存続するようになりました。スターFSの特徴として印象に残っているのは、試合始めから積極的に走り回り相手にプレッシャーをかけるのが印象に残っています。そのプレーで相手にミスを誘いチャンスを狙います。

今回の大会もその通りに相手に負けずに凄く走りましたね。でも、その中で韓国のフットサルに対して考えざるおえない面もあると感じました。先ず、試合が始まり頃に許した失点ですね。ポートFC(タイ)との試合でクリアランスの時、後ろの選手にヘッドを許して失点した場面とか、セットプレーで壁とゴレイロ間の守備位置もしっかり話し合わないとゴールに繋がると実感しました。

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写真 スタースポーツ (https://www.facebook.com/STARface2019/)

厳しい状況でも諦めない。

でも、2,3回戦の試合はチームが持っている特徴を生かした試合だったと思います。エレムとの試合ではイ・ハヌルのFKゴールから始まり、3回目の試合はイ・ソンホ選手の押し込みのゴールも良かったと思います。ただし、その場合は2試合全て逆転負けだった事は痛いですね。何よりも3試合目の中国深圳との試合でスコアー3対2で有利な条件だったんですけど、相手のパワープレーで逆転を許し、韓国クラブの初勝利はチャンスは次の大会へ回す事になりました。何よりも、サイドで決めるパータンが多い韓国として真ん中で決める中国のパワープレーに慣れなかったと個人的に思います。

もちろん、結果としては3敗で終わり、トーナメント戦には至らなかったにも関わらず、個人的には意味があると思います。選手層に関してみるとスターFSは少なくても3人の選手が怪我を背負ったり登録期間に間に合わず、参加出来なくなったりして、100%の状態ではなかったんですね。特にキム・ハクウォン選手の怪我は監督イ・チャンファン監督も指摘するほど痛かったらしいです。そして、1年間ワホリーとして日本で生活したソ・ビョンデ選手も登録期間に間に合わずスタンドでプレー見守りました。。

そして、タイ・ソンナムの清水和也のように短期間チームを救ってくれる選手がなかった面もありました。勝ち点確報に実現できず、チームとしては悔しいと思いますが、希望の目になる側面もありました。これは、中国深圳との試合で感じた事なんですね。相手は2人の外国人選手がプレーして、もし、代表試合になると堂々に闘えるんじゃないかなと。もし、プレーオーフで対戦する事となると楽しみですね。

自分の記憶を振り替えて

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18年BEACH SOCCER AKASHI FESTA でスターFS選手4人が参加しました。(写真 https://www.facebook.com/seoul.eunpyeong.fs/)

大会を終えたスターFSは次のステージへ向かって走ります。もちろん、うちのチームも同じですね。今大会で合流出来なかった選手が入りますし、怪我で苦しんでいた選手達も戻るんですね。それと、長い間チームで活躍していた選手も長く夢見ていた新しい挑戦に踏み出す選手もいると思います。これからのリーグ戦、競争でお互いに励ましながら、戦いたいと思います。

最後に今回の大会で少し応援していた選手がいたので、自分なりに楽しみでした。去年、兵庫県明石で行われたビーチサッカー大会(Beach soccer AKASHI FESTA)でスターFS選手が4人参加していたし、その中で僕が始めてフットサルチームにスタッフとして入り戸惑った時、その前にチームの中心の一角として色々助けてくれた選手でした。今回の大会で2ゴールを記録、予選リーグ3回戦の中国深圳との試合で走ってゴールに押し込む姿は彼としては集大成の瞬間だったなと感じました。

自分としては、その瞬間を見ると僕も頑張らなきゃと思えるようになりました。2019-20シーズンのFKリーグも11月開幕で決まり、これから新しいシーズンに向かって走ります。日本と比べると短い試合、期間なので寂しいですけど、10月から、練習試合もありますし、秋はフットサルとしては寒い期間ですが、その寒さを熱気に変えるように自分なりに頑張ろうと思います。

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今大会で2ゴールを決めたイ・ソンホ選手、写真8番)。2016年FKカップを最後にスターFSへ移籍しました。(写真 https://www.facebook.com/seoul.eunpyeong.fs/)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

吳 敏哲(オ・ミンチョル)

現在ソウル恩平FSヘッドコーチ。2014-17、FC安養(Kリーグ2部)名誉記者。偶然に出会った韓国フットサルリーグ試合でフットサルの魅力を感じ、その勢いでコーチ講習会に参加。2016年1月から、韓国フットサルリーグ(FKリーグ)チームにコーチングスタッフとして合流。2018-19シーズン、念願の2部優勝を果たして1部リーグ昇格やリーグ最優秀指導者受賞。今も日本に行って、Fリーグや日本女子フットサルリーグを観ながら、韓国と日本フットサルの架け橋になれるような自分の役割を模索中。

みんサルブロガー

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