コラム|2019.01.23

Fリーグ・デウソン神戸が行っているアリーナを使った試合盛り上げ方法とは?[ピヴォ×みんサル]

Fリーグ・ディビジョン2のデウソンン神戸が、2018/2019シーズン最終節にて、観客を楽しませるためにやっていたことをレポートしました。[ピヴォ×みんサル]からの転載記事

  • Fリーグ
  • レポート
190122_1

2019年1月20日、神戸
(PHOTO,TEXT・佐藤功)


西神・山手線は地下を通り、途中から地上に出る。総合運動公園の駅を降りると、傘を差した人たちがいた。F2はいよいよ最終節。旅の一区切りとなる、グリーンアリーナ神戸がそこにある。

190122_2

ピッチ上では、少年フットサルが行われていた。エキシビションマッチのarco-iris KOBEvs福井丸岡RUCKと、F2第14節デウソン神戸vsY.S.C.C.横浜をつなぐ任務を彼らが担っている。その子供たちを応援するのは、森脩と小村優太。森はベンチで笑いながら、「あの子撮ってあげてください」と彼らの試合を見ていた。反対側のベンチには鈴村拓也監督もいる。年齢も性別も問わない、フットサルらしい光景だった。

190122_3

子供たちの試合も終わりアリーナ内を歩いていると、試合を控えた選手たちがいる。絹川雄太と廣森宇宙の二人が受付とグッズ販売をしていた。絹川は「これがオススメなんっすよ」と鈴村監督のサイン入りパネルをプッシュ。廣森も「どうぞ、どうぞ」と勧めてくる。商売上手な関西のノリは、もうお約束である。

190122_4

そこへ、森脩も合流する。とりあえずお約束で、廣森の顔を隠すようにする。1年間を戦い抜いてきた間柄がそこにはある。そして森は「兄ちゃんと似てへんやろ」と子供たちにボケる。そのツッコみにくいボケに子供はもちろんスルー。さすが関西のノリ、すべり芸の美学である。その時、場内から意外な曲が流れてきた。

190122_5

それは、90年代の知る人ぞ知る名曲。幼き頃ハマった曲が流れてくるとは……たぶんほとんどの人が知らないぞとテクノ系の音楽で少しトリップ。と思ったら「カーモン、ベイベー」と流行りの曲が流れる。幻想的な過去の曲から派手な現代な曲へ。この緩急、背番号884、アリーナDJの林哲也さんの仕業である。

190122_6

その林さんが、ピッチ上で手拍子の仕方をレクチャー。その後方のモニターには「Clap Your Hands !!」からの「KOBE !!」の文字。このレトロなビジョンがグリーンアリーナの良さ。

190122_7

選手入場時の映像にも味がある。

190122_8

開幕当初、坊主頭だった三村里来は髪が伸びてビシっと決めている。ひたすら明るい藤川朋樹は、ダイナミックにハイタッチ。そのお相手は、arco-iris KOBEの選手たちである。

190122_9

そのarco-iris KOBEはデウソンサポーターの元へ。「タカオー!!」とファインセーブを連発する川崎貴生にエールを。

190122_10

横浜の選手たちとハイタッチをした福井丸岡RUCKは、YSサポーターと共に「走りだせー」と歌う。サポーター席にもライバル関係が入り込む。場内の熱量をひとつ上げていた。

190122_11

デウソン神戸はF2へと舞台が変わり、選手が入れ替わり部隊も変わった。だが、変わらないものがある。サポーター席には、見たことある人たちがいる。それは昨シーズン、ヴィッセル神戸とのコラボでチラシを配っていた人たち、シーズン開幕前のデウソン神戸のファン感謝祭にいた人たち。彼らは変わらず、デウソン神戸に声援を送り続けてきた。

その想いが歌に乗る。「緑の魂、オレたちのデウソン」の歌声が、グリーンアリーナ神戸から響き続けた。選手もサポーターも彼らは共に、目の前にある神戸を愛している。

190122_12

最新コラム

一覧へ