コラム|2019.02.05

ネイマールもプレー。フットサル場でできる新たなスポーツ『テックボール』の魅力とは?[ピヴォ×みんサル]

サッカーと卓球を組み合わせたハンガリー発祥の新しいスポーツ『テックボール』のイベントを取材してきました。[ピヴォ×みんサル]からの転載記事

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2019年1月31日、銀座
(PHOTO,TEXT・佐藤功)


夜の銀座、ハンガリー大使が話す目の前には一台のテーブルがある。そのテーブルで行われる競技の名は『テックボール』。日本ハンガリー外交関係開設150周年事業に認定されたハンガリー発祥の新しいスポーツである。テックボールとは何か? 場内にはPVが流れた。


ネイマールやロナウジーニョ、フィーゴがプレー。このPVにも登場しているWASSEと、菅原佳奈枝が登場する。この2人は、2017年ハンガリーで行われたテックボール・ワールドカップのダブルスでベスト8になったコンビ。また2人共、2018年のフランス大会にも日本代表として出場している。


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ルールは卓球をイメージするとわかりやすい。WASSEと菅原は、実際にプレーを始める。「相手のコートにワンバウンドさせる」とWASSEがボールを蹴りながら説明。菅原は基本となるルール、3タッチ以内で返した。

この日はあくまでデモンストレーションということもあり、2人はボールをつないでテックボールのイメージを伝える。だが試合になれば「一番の醍醐味はスマッシュ」とWASSEは語る。



試合になると足を高く上げる。「スマッシュを撃って全力で取ってという手に汗握る攻防」が繰り広げられる。20ポイント先取の2セットマッチは、「サッカー並みに90分戦う。常にリフティング、前に後ろにシャトルランを続けているようなもの」になるという。


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また、このテーブルの湾曲がテックボールを奥深いものにしている。「相手側が見えづらく距離感がつかめない」とWASSEは感覚で撃つこともしばしば。またなだらかな傾斜が、ボールの軌道に変化を与える。「エッジボール(ボールが台の角に当たった場合)はノーカウントで、やり直しになります」と、菅原はルールの説明を加えていた。


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そして、このテックボール最大の特徴は、老若男女問わず戦えるということ。菅原は「1回目のワールドカップの時は、女子は私だけ」と話す。「フィジカルコンタクトもないし、筋力に差があったとしても世界で通用するプレーヤーになりますし、女性でも男性に勝てる。世界で男性に対しても戦えるというのがこの競技の楽しさや魅力だと思う」と、男子と戦ったワールドカップ、シングルス・ベスト16という結果で証明していた。


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イベント終了後、テックボールの台には、年齢や国籍を問わず人だかりができている。その光景を見ながら菅原は、「体力や筋力や柔軟性もそうですけど、頭を使うので頭の柔軟性も大事な競技です。男性、女性関係なく子供から大人までいろんな人に触れ合ってほしい」と、いろんな人たちと記念撮影に応じる。その熱気を感じたWASSEは、「銀座でテックボールのプロモーションできたことが今後のテックボールのブランディングにもかなりプラスになった」と笑顔を浮かべていた。

観ることはもちろん、プレーしても楽しいこのスポーツは、フットサル場でできる新たなスポーツでもある。東京・お台場に『フットサル台場』にテーブルが置いてある。そのフットサル台場のマネージャーは実はWASSE。日本代表が直接テックボールを教えてくれる。


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「国際テックボール協会は、オリンピック競技登録を目指して活動しています。日本もサポートしていくような形で競技人口を増やして、オリンピック登録を目指してやっていきたいと思います」。

「今後もいろいろとイベントをしていく予定です」と日本テックボール協会の阿久津健一代表理事は、銀座の街でその志を高らかに宣言していた。

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