Y.S.C.C.横浜ファン感謝祭で感じた、F2という戦う場所[ピヴォ×みんサル]

コラム|2019.04.25

Y.S.C.C.横浜ファン感謝祭で感じた、F2という戦う場所[ピヴォ×みんサル]

2019年4月20日に行われたFリーグディビジョン2のY.S.C.C.横浜フットサルのスポンサー・ファン感謝祭に行ってきました。[ピヴォ×みんサル]からの転載記事

  • Fリーグ
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2019年4月20日・横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)


一瞬、場内がざわついた。稲葉洸太郎が白いTシャツ姿で段ボールを掲げ登場し、「やっぱりイナバだ」の一声。するとヒゲを付けた山口諒が「左へ受け流す」と被せ、場内は沸き立った。

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その舞台裏では、胸毛を付けた廣戸大志がスタンバイ。とてつもないインパクトの余韻が残る中、ロックスター・廣戸は歌い切った。

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4月20日、Y.S.C.C.横浜がファン感謝祭は距離が近い。ビールを片手にサポーターたちは、選手たちと談笑をしていた。

そして、新ユニフォームに選手隊が着替える。その胸には、吉野家の文字があった。

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Fリーグ選抜での1年を終え横浜にやってきた北野聖夜は、ちょっと噛みながら挨拶。サッカーのJ3・福島ユナイテッドから、横浜でフットサルに挑む橋本裕貴は笑みがこぼれる。高橋健のことが好きでたまらない少年は、ポニカロードのダンスを飛び跳ねながら一緒に踊っていた。

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ファン感はクライマックスを迎え、スクリーンには新シーズンに向けたPVが上映される。その時、和やかなムードだった場内が一変した。2019年1月20日、F2・18/19シーズン最終節の試合終了後の瞬間、Y.S.C.C.横浜が2位になった瞬間の映像が流れた。

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「僕の中では自分に腹立たしく思う部分がありまして、この場で昇格してF1を戦うと言えることを目標としてやってきていたので、達成できていない歯がゆさがあります。今シーズンは新しい言葉を自分の中で強く思っています。昨年のテーマだった『巻き込んだ』人たちと共に『突き抜けて』絶対昇格を必ず実現します。熱く強い気持ちで僕たちと一緒にすすんでいただきたい」。

前田佳宏監督の眼は勝負師に変わり「絶対昇格が目標で、勝ち点35へのリベンジ」を誓う。そして、渡邉瞬GMも鋭い目で話した。

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「去年は優勝してもF1に上がる権利がありませんでした。それは運営側の力不足です。アリーナだったり資金的な部分で総合的に判断して、県リーグから飛び級で上がってすぐは難しいと選手に断腸の思いで伝えさせてもらいました。昨日、新しく横浜武道館に申し込みました。あとは整えるだけです。多くの方々や協賛企業の方々が応援してくれるからやれる、夢が見れる。みなさんに夢を見てもらいたいし、その輪が大きくなってほしい。選手たちには幸せになってほしい、その一心で取り組んでいます」。

「2022年にF1優勝、観客を3,000名」とクラブの目標を掲げた。

「すべてのチームがF2を経験して、リーグを戦う上での対策を立ててくると思う。僕たちの強みはチャレンジャーなので、F2をかき回すような形で自分たちが先にチャレンジできるような形でやっていきたい」。

「絶っ対昇格!!」。そのスローガンを前に前田監督を始め、全員が新シーズンに向け動き出した瞬間だった。

横浜のF2初年度は悔しいものだった。だが、それは他の7つのクラブも同じ。F2にはディフェンディングチャンピオンが存在しない。勝利をつかみ取ったボアルース長野は、F1という次のステージに行った。

初年度終えた2年目のF2は、その悔しさを糧に8つのクラブが争う風景に変わる。選手たちは自らの技を磨き、少しづつ少しずつ成長をしていく。クラブは戦う場を整えようと、少しづつ少しづつ成長をしていく。その成長過程の彼らは、サポーターたちと共に頂を目指す。自らの手で未来を作るために、今を戦う人たちがいる。それがF2という場である。

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