観戦ポイント「Fリーグで注目したい日本人ドリブラー3選!」

コラム|2019.06.08

観戦ポイント「Fリーグで注目したい日本人ドリブラー3選!」

フットサルといえば、「足技!」というイメージがありますよね? ここでは日本最高峰の舞台であるFリーグ・ディビジョン1で活躍する3人のドリブラーを紹介します!

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フットサルの全国リーグである「Fリーグ」の2019-20シーズンが開幕しました!  第2節を終えて、早くも“絶対王者”と呼ばれる名古屋オーシャンズが定位置の首位に立っており、今季もその強さは際立ちそうです。


さて、フットサルというと、みなさんはどんなプレーを思い浮かべるでしょう。主にサッカーをプレーしていた人は、ヒールリフトに代表されるような華麗な足技を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?


実際にフットサルは1対1の局面が非常に多い競技です。しかし、トップレベルに行けば行くほど、守備者のレベルも上がるため、そうした足技を駆使する選手は減り、いかに組織で局面を打開するかになっていきます。個の対決もフィジカルのぶつかり合いが多いので、初めてFリーグの試合を見た人は「思っていたのと違っていた!」「こんなスポーツだと思わなかった!」と、ポジティブな驚きを持つ方が非常に多いのです。


とはいえ、フィールドプレーヤーに1対1で勝てるドリブラーがいれば、チームが攻撃を有利に進めることができるのは間違いありません。また、ドリブルはフットサルの花形プレーであり、観客も大いに沸きます。ドリブルを得意とする選手が、どんなテクニックを見せてくれるのか。そしてチームがどういう役割を与えているのかを考えると、フットサル観戦がもう一つ楽しくなるでしょう。


でも、どんな選手がいるの? という人もいると思うので、今回は3人の日本人ドリブラーを紹介したいと思います!


1人目に紹介したいのは、ペスカドーラ町田のFP室田祐希選手です。


冬になると体育館でフットサルを日常的にプレーするという北海道が生んだドリブラーは、高校生の時にFリーグデビューを果たしました。その後、日本代表にも選出され、2014年にクウェートで開催された「フットサルコンチネンタルカップクウェート2014」では、ヒールリフトで相手GKの頭上を抜く“ヒールリフトショット”を決め、世界的にも大きな注目を集めました。


室田選手のドリブルの特徴の一つは、ボールをピッチに転がすだけでなく、空中もうまく使えるところです。動画のヒールリフトは、厳密にはシュートになるのですが、ボールを巧みに浮かせて相手を抜き去ります。相手がボールを取れると思って足を出す。その足の上を通していくのです。さらに相手がボールを浮かせて来ることを警戒して足を伸ばすと、今度は隙ができた股下にボールを通すというふうに、対峙した相手が最も嫌なところを突いてくるのです。どのような駆け引きをしているかを考えながら見るといいでしょう。


続いて紹介するのが、シュライカー大阪のFP加藤未渚実選手です。


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リーグ屈指のレフティ、加藤未渚実選手

左利きの加藤選手が主戦場とするのは、右サイドです。タッチの柔らかいドリブルが持ち味でありながら、強烈な左足のシュートを兼ね備えているのが、加藤選手の魅力です。右サイドでプレーをするのも、中央に切り込んでから左足でゴールを狙いやすいためです。ディフェンダーはゴールを奪われたくないため、まずは強烈なシュートを警戒します。そんな時、加藤選手はシュートを打つフリをしておいて、ボールに触る瞬間に足をピタッと止める“シュートフェイント”を繰り出すのです。これでバランスを崩した相手の横を悠々と突破していきます。


また、相手の股を抜くこともうまく、ドリブルでのカットインを警戒してきた相手を股抜きのドリブルで抜いたり、股下を通すシュートをゴールに決めることもあります。ボールを持つと決定的なことができる選手なので、彼にパスが入った瞬間は絶対にピッチから目を逸らしてはいけません!


そして、最後に紹介するのが、バサジィ大分のFP仁部屋和弘選手です。


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日本代表でも「10番」を背負う仁部屋和弘選手

時間があれば、足元でボールを転がしている仁部屋選手のドリブルは、どこまでも柔らかいボールタッチに注目です。足のあらゆる部位を使ってボールを思い通りに動かし、相手のわずかな体重移動を見逃さずに逆を突いてスルスルと相手を抜き、ボールをゴール前に運んでいきます。しかも、利き足の右足だけではなく、左足でも思い通りにボールを操れるので、相手にとっては、まさに悪夢のような存在です。


仁部屋選手は守備での1対1も強いため、最も相手のゴールから遠いフィクソのポジションでプレーすることもあります。そこでボールを持った時も、まずはドリブルでボールを運ぶことを考えており、自陣からでも仕掛けるのです。ボールを失ったら、すぐにピンチを招くため、普通ならこうしたプレーはチームが認めません。ですが、仁部屋選手の技術が突出しているため、そのドリブルをチーム戦術に組み込んでいます。ほとんどの攻撃が仁部屋選手から始まるので、どんなプレーを見せるか、注目してみてください。

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